回復されたIPv4プールからの現在の割り当て状態（Allocations made from the Current Recovered IPv4 Pool）

グローバルIPアドレス管理の総元締め「IANA」では一時的な貸し出しを目的としたIPアドレスを
「回復されたアドレスプール(Recovered Address Space)」として確保しています。
確保されている回復アドレスプールから、一時的にIPアドレスの貸与をRIRへ行っている
IPアドレスの範囲はIANAのサイトで確認ができるようになっていて、
貸与中のIPアドレスの帯域はRIRの国割当てデータにも反映がされます。
アドレススペースの情報も同様に公開されており、誰でも確認をすることができます。
ここでは回復アドレスプールから割当てされている範囲がデータに含まれていることを確認しています。

「回復されたIPアドレススペース」を実際の表現にすれば、
「現在どこのRIRにも割り振られていないIPアドレス帯」という事になりますが、
そこから一時的に貸与され割り当てが行われたアドレススペースを
「Allocations made from the Current Recovered IPv4 Pool」という表現で、
リスト化されて公開されています。

以下に示すリストは公開されているリストのIP範囲をCIDR化すると共に、
5-RIR(AFRINIC, APNIC, ARIN, LACNIC, RIPE NCC)の
各国アドレス割り当てリストとの突合せを行って件数に差異がないことを確認しています。

回復されたIPv4プールからの現在の割り当て状態（Allocations made from the Current Recovered IPv4 Pool｜IPv4 Recovered Address Space Registry）

以下が、回復されたアドレスプールから割当てられているIPアドレス範囲のリストです。

尚、本リストを利用して、全RIRデータ数との差分を比較し、
5-RIRデータの整合性検証を行っています。

Allocations made from the Current Recovered IPv4 Pool

表内の集計値「IP数」「IP実割当数」は以下の通りです。

元のリスト内にあるIP数（value 値）を「IP数」に表記しています。
元リストのIP範囲に合致する
5-RIR(AFRINIC, APNIC, ARIN, LACNIC, RIPE NCC)国割当てデータそれぞれのIP数の合計を、
「IP実割当数」として集計しています。

結果として双方の数が一致していればリストの整合性が保たれていることが分かります。